未来パスポート、かだる、わくわくタイムマシーン、地域の課題解決プログラム・・・など、この17年間での実施校、ほぼ全てに伺っておりますが、小学1年から6年までの全校で実施した清田小プログラムも思い出深いものがあります。
実は未来図書館は、演劇や音楽、ダンスなど岩手県全域の文化支援のNPO法人アートサポートセンターさんの事務所に間借りさせていただいています。 今からかれこれ6,7年前のこと、東京の若手の俳優さんたちが小学校の子ども達と一緒に演劇をつくる授業に携わらせていただいたことがありました。一関市立清田小学校さんもそのひとつ。校舎内の全ての教室を使って全校で行ったかくれんぼでは、童心に帰った先生方のお姿がなんとも微笑ましかったものでした。
そんなご縁から、全校での未来パスポートを行うことになったのですが、通常は4年生以上が対象のため、低学年の子ども達が飽きてしまっても、途中で脱走してしまっても、先生方にお任せすることで実施したのです。
ところが驚いたことに、ただ一人も2時間のプログラムで脱走する子はおらず、むしろ、真剣な表情で大人のお話に食いつくのです。更に、1年生~6年生まで縦割りのグループでは、高学年の子ども達がちゃんと低学年の子ども達を気遣って、1,2年生も高学年のお兄さん、お姉さんを尊敬のまなざしで見つめている・・同じ空間で、同じ時間、成長段階が違ってもそれぞれの学びと育ちが保証されている。そんな学校だからこそ、全校での実施を希望されたのだと納得したものでした。
そして、講師の皆さんにぜひと、給食をご馳走下さいました!ある講師は、子ども時代、給食のない地域だったそうで、生まれて初めて人生初の給食を食べました!と感慨深そうにお話なさいました。みんなで食べた給食は、先生方の温かさと子ども達の可愛らしさと、自分の子ども時代も思い出し、本当に美味しかったです。美味しい記憶って人を幸せにするものですね♪♪ 給食の思い出、皆さんはいかがでしょうか?
2021.01.18