11月15日、奥州市立江刺東中学校において、未来パスポートプログラムを開催いたしました。
学校へ向かう道々、のどかで美しい田園風景が広がって、なんともいえず懐かしい気持ちが蘇ります。

江刺東中学校さんは、学区の面積が広く、江刺区面積の40％を、人口は江刺区全体の20%ほどを占めていらっしゃるそうです。学校を一言で表すと、「地域の根差し、個性を発揮する学校」（先生）「友達との協力を大切にし、一人一人が輝ける学校」（生徒の皆さん）との言葉のとおり、プログラムでお会いした生徒の皆さんだけでなく、廊下ですれ違う生徒の皆さんのまなざしがまっすぐに澄んでいるように感じられたことが印象的でした。
また、ご担当の先生方も、とてもあたたかく私たちを出迎えて下さいます。なんと、打合せ会場のほかに、控室までご用意くださったのは、17年間のプログラム人生で初めてで、とても感激いたしました。

そんな素敵な江刺東中学校さんが、今年度で閉校し、来年度からは江刺第一中学校に統合してしまいます。
思い出がぎっしりつまったこの校舎も、制服も、日常の一コマ一コマを生徒の皆さんも先生方も「最後の」と感じながら過ごされるのはどれほど寂しいことでしょうか。江刺東中学校では最初で最後となる未来パスポートプログラムでしたから、その状況にいる生徒の皆さんをできる限り幅広い立場や視点から勇気づけられたらと願い、駆け付けて下さった講師の中には卒業生の方も。最後に歌って下さった校歌は感慨深いものでした。
奥州市立江刺東中学校を第二の母校としていつまでも私たちは忘れません。貴重な機会を下さった先生方、駆け付けて下さった講師の皆様、そして中学生の皆さん、本当にありがとうございました！