2023年が始まりました。今年もよろしくお願いいたします。
昨年12月5日に、岩手県立久慈高等学校で全校生徒を対象に高田優哉さんの講演会を開催いたしました。
高田優哉さんは、野田村ご出身で、不来方高校、東京大学卒業後、ボストンコンサルティンググループに入社、その後コミューン株式会社を創業し、代表取締役CEOを務められている方です。
コミューン株式会社は昨年約19億円の資金調達を実施し、社員数100名を超え海外展開も開始されている急成長のベンチャー企業です。すごいですね!
今年度、高田さんをはじめコミューン株式会社の社員の皆様に活動のためにと、ご寄付下さったことから、久慈高校での講演会が実現いたしました。(NHKニュースと岩手日報に掲載いただきました)
世界で活躍される高田さんはご多忙にもかかわらず、5日の久慈高校、6日の盛岡市立土淵中学校未来パスポートと講師を引き受けてくださいました。更に、久慈高校では、1年生、2年生、3年生と3回に分かれての実施で、東京から久慈に到着して昼食を召し上がる時間もない中、さすがに3回の講演会は辛いのではと思いましたが、疲れなど全く見せず、終始爽やかで対象学年の生徒達に合わせたお話をして下さいます。
多くの示唆に富むことをお話いただき、高校生達は真剣そのもの。質問にも応じて下さいました。
特に「自分次第でなんでもできる!」と自分に毎日言い聞かせること。自分に自信を持ち、自分の可能性を信じること。そのために、まずは目の前のことをちゃんとやる。ちゃんとというのは、徹底的に、高いレベルでやること。今やりたいことがない人こそ、ちゃんとやることで将来の自分を助けてくれるし、やりたいことが見つかったときに、頑張ることができる。・・と、ご自身の歩みやご経験からの迫力ある言葉の数々が深く心に響くのは、31歳の高田さんが、
「野田村出身で、裕福ではない家庭で育ち、不来方高校から東京大学に進学し、国際機関でも働くことができた」という、そうなりたいと願っても、簡単に成しえることができないことを、実際に成し得ている人だからなのだと思います。
私自身、数十年前に久慈の某高校で教員をしていましたが、当時の高校生達も、教員である私の中にもどこか、「どうせ〇〇高校だから」という意識が働き、自分の可能性を信じることができなかったように思います。それは自分を見下すだけでなく、相手に対しても決めつけて可能性をとじることにつながってしまうのだと改めて感じましたし、強い意志、志の高さを持ち続け、努力し続けられたら、無理だとあきらめていることも突破できるに違いにないと思える瞬間でした。
お話を聞いた高校生の中から、高田さんのように、世界に羽ばたく人がきっと現れることでしょう。高田さん、お忙しい中、本当にありがとうございました!!