8月24日、住田町立有住中学校において、かだるプログラムを開催いたしました。
自然豊かなで温和な町、校庭の畑では、子ども達の作る野菜があり、全校生徒37名の幼いころから気心知れた関係で、「チーム有住」を合言葉に、中学生、先生方、保護者の皆さん、地域がひとつとなって学校生活を過ごしていらっしゃると伺った通りの、あたたかく素敵な学校でした。
残念ながら、今年度3月で閉校となり、来年度からは「住田中学校」として新たにスタートすることが決まっています。
生徒の皆さんが、「有終完美」を合言葉に、有住中学校を支えてくれた全ての人に感謝し、最後の学校生活に臨んでいると伺い、ぜひ、プログラムをプレゼントしたいと考えたのでした。
加えて、奥州市立小山中学校統廃合までの3年間と、水沢中学校での3年間、プログラムでお世話になった高橋学先生が副校長先生でいらして、スタッフ田上の「日本一かわいい名前の有住中学校」の思いが、叶うことになったのです。
さて、住田町では、町の魅力を学ぶとともに郷土愛を育む「地域創造学」を地域一丸となって、小中高が同一カリキュラムで学習を展開なさっていらっしゃいますが、町内外の大人の方と出会う機会はほとんどなく、まして、直接お話を伺える機会は皆無とのことでした。
そこで、ご寄付で活動を支えて下さっているヤフー株式会社様、助成金でご支援下さっている公益財団法人 子ども未来支援財団、かつて助成金でお世話になった住友商事株式会社様に、ぜひ中学生の皆さんにお話ししていただけたらどんなに刺激になるだろう、きっと忘れられない時間になるはずと、ご協力をお願いしたところ、遠路はるばるご多忙の中、駆け付けてくださったのです。感謝、感謝です♪
さてプログラムは、緊張しているように見えた中学生達が、どんどん笑顔になり、盛り上がった語り合いの様子やしっかりと自分の言葉で発表してくれて充実した時間となりました。
そしてプログラム終盤、感動の出来事がありました。
160校以上に伺う中で、初めての体験です。
生徒の皆さんがプレゼントしてくれたミュージカル調の合唱~言葉にすると陳腐になってしまうのですが、男の子も女の子もオリジナルの振り付けで、なんとも心に響く、
クスっと笑顔になれる、「木綿のハンカチーフ」だったのです。
~有住中学校の伝統なんだそうです。心の底から嬉しかったです。~
更にさらに、最後の写真撮影時、一人の男子中学生がステージに走ってくるのです。
そして一言、「エールをしていいですか」と。
笑顔の素敵な応援団長さんでした。
自分達から、自発的にエールをプレゼントしてくれて、とってもとっても嬉しかったです!
有住中学校は、3月で閉校となってしまいますが、有住中学校で培った自主性や人を思いやる精神はこれから先の人生をきっと豊かにしてくれることでしょう。
有住中学校の生徒の皆さん、先生方、そして東京や仙台からお忙しい中駆け付けて下さったヤフー株式会社様、子ども未来支援財団様、住友商事株式会社様、本当にありがとうございました!!